福岡天神内視鏡クリニックブログ

食中毒に気をつけましょう!

おはようございます。医師の秋山です。

 

今年の夏は猛暑と言われています。私は夏はちょっと苦手です。

 

さて、高温多湿であるこの季節で気をつけないといけないのは、食中毒です。

今回は、食中毒について解説したいと思います。

 

食中毒は大きく細菌性、ウイルス性、ふぐ毒などの毒性がありますが、夏場は細菌性食中毒が多くなります。

 

代表的な細菌性食中毒は以下です。

①カンピロバクター;加熱不十分な鶏肉、野菜が原因。食後1日~7日で発症。

②サルモネラ菌;加熱が不十分な卵、肉、魚が原因。食後6時間〜3日で発症。

③腸管出血性大腸菌;加熱不十分な牛肉や野菜が原因。食後1日~10日で発症。

④腸炎ビブリオ;刺身や寿司などが原因。食後8時間~1日で発症。

⑤黄色ブドウ球菌;皮膚にいる常在菌で、手作業で作ったおにぎりなどが原因。毒素が症状を誘発し、食後1時間から3時間で発症。

⑥ウェルシュ菌;時間が経過したカレーなどの煮込み料理が原因。6~18時間で発症。

 

カンピロバクターが一番多いですので気をつけましょう。

食中毒の症状はかなり激烈です。発熱、腹痛はほぼ必発で、トイレから出られないくらいの下痢が頻回に出ます。就寝中に便失禁するくらい下痢便が出る方もいます。

 

食中毒の予防ですが、まずは手洗いが基本中の基本です。食事を作る方も、食べる方も必ずきちんと手洗いをしましょう。

また、食材は加熱処理して食べることが重要です。75℃、1分以上の加熱で細菌は死滅します。そして、作ったらすぐに食べることですね。

カレーを作って一晩寝かせるのは、美味しいですけどやめましょう。

その他、少しでも味がおかしいと思ったら食べないことですね。捨てる勇気も必要です。

 

以上、食中毒の話でした。

 

スタバの白桃&アールグレイケーキと桃MOREフラペチーノです。周りの女子グループがこのフラペチーノを片手に写真を撮っている中、私も立ち上がり、角度や光の差し込み具合に気をつけながら写真を撮りました。桃は好きなフルーツベスト3に入ります。ぜひ一度ご賞味を。

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

癌にならない腸活 実践メルマガ講座 乳酸菌バナー 内視鏡チャンネルバナー

秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。