福岡天神内視鏡クリニックブログ

お腹の張りの原因について

腹部膨満感についてお話ししたいと思います。

当院には「お腹にガスが溜まりやすい」「最近お腹が凄く張る」「便が緩くなってきた」などのお腹の不調を訴えて受診される患者さんが多くいます。

 

これらの症状の原因としては、実は生活習慣の乱れや過敏性腸症候群のような機能性疾患が原因となっているケースが最も多いですが、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの大腸自体に異常がある器質的疾患が原因になっている場合もあります。

 

このため、これらの症状がある続く場合は一度大腸カメラで検査することをお勧めしています。

大腸カメラを受けても特に大腸自体に症状の原因となるような明らかな異常が無い場合は、次のような生活習慣の乱れが原因になっていることが多いと考えられています。

 

①ガスを発生させる食事を取り過ぎている

②運動不足がある

③塩分を取り過ぎている

高塩分食を摂取すると体内に水分が貯留するため、腸の動きや消化能力が低下し、腸管内にガスが溜まりやすくなります。

④ストレスが多い、生活習慣の乱れがある

自律神経のバランスが崩れると腸の動きのバランスが崩れ、お腹にガスが溜まりやすくなったり、下痢や便秘を来しやすくなります。

 

生活習慣は毎日の積み重ねのため、健康に対して実はかなり影響があり、意外とこれらの生活習慣が症状の原因となっていることがあります。

これらの症状が続く場合は、まず大腸カメラで症状の原因となる異常がないことを確認し、特に異常がなければこれらの生活習慣の乱れがないか見直してみてください。

当てはまる生活習慣の乱れがあれば、それを改善するだけで症状が軽快するケースが良くあります。

ご不明な場合は、一度ご相談下さい。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。