福岡天神内視鏡クリニックブログ

ホエイプロテインとソイプロテインについて解説します!

おはようございます。医師の秋山です。

 

さて、今回もまたタンパク質(プロテイン)の話をしたいと思います。

 

タンパク質には、動物性タンパク質(ホエイプロテイン)と植物性タンパク質(ソイプロテイン)があります。

 

肉、卵、牛乳などに含まれるのが「ホエイプロテイン」

大豆、小麦などに含まれるのが「ソイプロテイン」

です。

 

それぞれの違いって説明できますか?なかなか難しいですよね。

そこで、この2つの違いを説明していきます。

 

①消化吸収率が違う!

我々が食べたプロテインは、体内でアミノ酸にまで一度分解された後に吸収され、バラバラに分解されたアミノ酸を使って細胞や筋肉などが作られます。

 

このプロテインの消化吸収率が高いのがホエイプロテインです。

ホエイプロテインの消化吸収率 約90%

ソイプロテインの消化吸収率 約80%

と言われてます。つまり、筋トレ後にプロテインを摂るならホエイプロテインが効率的ですね。

 

②アミノ酸の吸収スピードが違う!

ホエイプロテインの方がアミノ酸の吸収スピードが速いです。

ソイプロテインはゆっくりと吸収されていきます。

つまり、プロテイン摂取後の血中アミノ酸濃度は、ホエイプロテインは急速に上がります。その代わり、血中濃度の持続時間が短いです。

対してソイプロテインは、血中アミノ酸濃度はゆっくりと上がります。ホエイプロテインほどの血中濃度の上昇はありませんが、ダラダラと長時間持続します。

 

③プロテインの合成と分解の比率が違う!

前述したように、我々の体内では、プロテインをアミノ酸まで一度分解し、そしてそのアミノ酸を使って筋肉や細胞を作り出しています。

ホエイプロテインもソイプロテインも合成能と分解能を持っているのですが、

 

ホエイプロテインは、筋肉などの合成を促進する力が強い。

対してソイプロテインは、筋肉などの分解を抑制する力が強い。

 

と言われています。

 

どちらのプロテインも、合成の方が分解よりも多いため、体内での合成が促進されることになります。

 

いかがでしょうか。同じプロテインでもこんなに違いがあるとは驚きですよね。

以上より、ホエイプロテインもソイプロテインもどちらもバランスよく摂取するのがベストだと思います。

 

以上、プロテインの話でした。

私が最近飲んでいるプロテインです。

タマチャンショップで売っている「タンパクオトメ」です。

以前は筋肉をつけたいがためにホエイプロテインばかり飲んでいましたが、年齢的なことを考え、プロテインの分解能を抑えた方が良いかなと思い、ホエイプロテインとソイプロテインの両方が入ったプロテインを飲んでいます。

このプロテインは、ホエイプロテインとソイプロテインがどちらも入っています。もちろん、人工甘味料は使用されておらず、代わりに、ラクエイドでも使用している天然甘味料の羅漢果が使用されています。さらに、1日分のビタミンやミネラルが1杯でほぼ摂れるという優れものです。

色んな味がありますのでぜひ一度お試しください。ちなみに私は「はんなり宇治抹茶味」を飲んでます。両親にも飲んで欲しくて紹介しました。

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。