福岡天神内視鏡クリニックブログ

ストレスフルな現代社会こそ腸活しましょう!

おはようございます。医師の秋山です。

 

さて、今回はストレスと腸活の話です。

その前に、コルチゾールというホルモンを説明したいと思います。

 

コルチゾールと言えば、別名「ストレスホルモン」と呼ばれています。

人間がストレスを感じると、コルチゾールが分泌されるからです。

(ちなみに、我々医師が処方する「ステロイド」という薬は、このコルチゾールに似せて作られた薬です。)

 

そもそも、なぜストレスを感じるとコルチゾールを分泌するんでしょうか?

これは、我々が生き延びるための応急処置的な意味があるんです。

 

まず、コルチゾールが分泌されるメカニズムですが

ストレスを感じると、

→脳の視床下部がすぐに反応してCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌

→脳下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌

→副腎皮質からコルチゾールが分泌

 

こんな流れでコルチゾールが分泌されます。

 

はるか昔の我々の祖先がストレスを感じる時というのは、命の危険を感じる時でした。

例えば、ライオンなどに襲われて命の危険を感じるとします。

この危険から逃れるために、コルチゾールが一気に分泌されます。

これにより体内で起こる反応としては

 

①血糖値上昇

→筋肉、肝臓に、すぐに使える糖を増やすように指示します。戦うため、あるいは逃げるために必要なエネルギー確保のためですね。

②血圧上昇

→血圧が下がってしまうと気を失ってしまい、力が入らなくなります。コルチゾールにより血管の反応性を高め、血圧を上げようとします。

③抗炎症作用

→戦ったり、逃げたりする時に、怪我をしたりすれば体内で炎症が起こります。この炎症により体力消耗しますので、コルチゾールは免疫力を一時的に抑制して炎症を抑えようとします。

④食欲増進作用

→生命の危機から乗り切れた後は、使い切ったエネルギー補充が必要になります。このため、コルチゾールには食欲増進作用があるんです。

 

ストレスを感じるとこのような現象が体内で起こっているんです。

ただ、昔の人のストレスはほとんどが短時間で終わってしまいますので、これは一時的な反応です。

 

それでは、現代のストレスはどうでしょうか?

ざっと考えてみると、仕事、人間関係、家族のこと、お金のこと、将来への不安など・・・ストレスを感じるのは1つだけではないです。

しかもこれらのストレスは短時間では終わりませんよね。ほとんどが長時間続くストレスです。

 

この長時間続くストレスにより、コルチゾールも長時間分泌して、上記のような作用が長時間続いていくことになります。

そうするとどうなるかですが、最終的には糖尿病、高血圧、肥満などの生活習慣病になりやすくなり、免疫力も落ちて感染症やがんなどにかかりやすくなるんですよね。

 

よく、「ストレスが原因で病気になった」

と聞くことがありますが、これはあながち間違いではないです。

 

それでは、このストレス社会を生き抜くためにはどうすれば良いのでしょうか?

一番はストレスをなくすことですが、これはなかなか難しいです。

 

私は腸活することが一番効率が良いと考えています。

 

腸活することにより、腸内環境が良くなれば善玉菌が増えてきます。

善玉菌が増えれば、短鎖脂肪酸を作り出しますので、この短鎖脂肪酸により、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は予防することが出来ます。

さらに、腸には免疫細胞が7割も存在していますので、腸活により免疫力も上がるんです。

つまり、ストレスホルモンにより起こってくる病態を、腸活で抑えることが出来ます。

 

いかがだったでしょうか。

どなたも必ず何かしらのストレスを抱えながら生きています。

そんな時代だからこそ、腸活して健康を保ちましょう!

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。