こんにちは、医師の相馬です。
先日、大学医局の先輩錦織先生が出演されているラジオ番組にゲスト出演させていただきました。錦織先生は大分三愛メディカルセンターの消化器病センター長であり、ラジオを通じて医療情報を毎週わかりやすくお話ししています。
先生から「機能性ディスペプシアについて話してほしい」と依頼があり、喜んで行ってまいりました。「機能性ディスペプシア」は、疾患の名前も内容もわかりにくいものですが、
”検査で潰瘍やがんなどの目に見える病気が見つからないが、
食後にいつも●胃もたれする ●ご飯がたくさん食べられない
などの症状で、食事を苦痛に感じている”
状態のことです。潰瘍や腫瘍などが発見されれば、その治療を行っていけばよいのですが、機能性ディスペプシアは「目に見えない病気」なので何かすっきりせず、医師も説明に戸惑ってしまい患者さんは「自分の症状は何なのだろう」とますます不安になりさらに症状がひどくなったり慢性化したりするのです。
私は5年ほど、機能性ディスペプシアについて福岡・大分・長崎・鹿児島・宮崎といった九州各地で計8回講演をさせていただきました。このあまり知られていない「機能性ディスペプシア」という疾患概念を啓蒙し、少しでも苦しんでいる患者さんを救いたい!という強い思いで語ってきました。
そして今回は錦織先生からお話をいただきまして、大分のリスナーの方々に少しでも役に立てたらと願い、お話してきました。
OBSラジオで、2月13日10時からのオンエアーの予定になっています。