福岡天神内視鏡クリニックブログ

頭を使って、楽に泳ぐ方法 つづき

今度は実際に水中に入ります。室内の流れるプールで、自分の泳ぎの動画を撮影し、すぐその場で動画をチェックして直していきます。

動画を撮ってもらった私の泳ぎはひどいもので、腰から下の下半身は

「ほとんど沈んだ状態」

で泳いでいました!「半ば溺れているんじゃないか」という泳ぎ方をしていて、自分で笑ってしまいました。

「これでは野球部が、重いタイヤを引きずりながら走っているようなものです」と、竹内さんにハッキリと指摘されます。私はこれまで何も知らずに苦しい泳ぎ方をしていたのでした。恥ずかしい・・・

下半身が沈んでいた原因は、伸ばす手が水面上に向かっていたためだと分かりました。クセとは恐ろしいもので、「手は水面上に伸ばすものだ」と信じて疑ったこともありませんでした。

指摘されてもなかなかクセが直らず、油断するとまた沈んで行ってしまいます。

「人の意見を素直に聞けることが、上達への近道なのだ」

と身をもって感じました。これは運動の技術を身につけるだけでなく、さまざまなことに言えるのかもしれません。

意識して手の伸ばす方向を下に下にと持って行き続けたとき、最後に身体が「フワーッ」と自然に浮いてくる感覚が分かりました!その時は、水中にいながら空を飛んでいるかのようで、初めての感覚でした。そして何より、泳ぐことが「楽だ」と初めて感じることができたのです。

撮った動画をその場で再生し、改善していきます。

泳ぐことが楽に感じることができると、もっと泳いでみたい!という気になります。これから細かいところも修正しなければいけませんが、何よりも

「凝り固まった自分の考え方や意識を見直すこと」

が一番大切なのだ、と気がつきました。

これからはケガなく、楽に泳ぐことができるかもしれない。スイミングに通うことが、もっと楽しみになるのではないかと思っています。

今回のトライアスロンにも活かして、なんとか完走したいです!

いろいろな技術を「頭を使って」泳ぐと、頭が混乱してきます。竹内さんには「先祖返りしていますよ!」と指摘されました。

癌にならない腸活 実践メルマガ講座 乳酸菌バナー 内視鏡チャンネルバナー

相馬 渉院長

国立大分大学医学部卒業。
大分大学医学部附属病院消化器内科に入局し、大学病院や関連施設にて数多くの消化器内視鏡検査・治療を経験。日本有数の内視鏡検査数を誇る横浜のたまプラーザ南口胃腸内科クリニックにて「苦しくない無痛内視鏡検査」の技術を習得し、2017年7月より「福岡天神内視鏡クリニック」院長就任。