福岡天神内視鏡クリニックブログ

長年続いてきた胃痛や胃もたれは改善するのか?

おはようございます、医師の秋山です。

「胃の痛み・胃もたれがずっと良くならないのです」

悲痛な思いで、クリニックを受診される方が後をたちません。数か月続いている方、中には若い頃から数十年も「胃の痛みやもたれ」で悩んでいる方もいます。

 

しかし、これらの方の多くは、胃カメラを受けても、目立った異常がないことがほとんどです。

これまでに受診した病院の先生に「胃が弱いのですよ」「神経性の胃炎ですよ」「気のせいじゃないですか」と言われ、「そうか、私は胃が弱いのか、たしかに神経質だし、気にしすぎなのか・・・。でも胃が痛いのにな・・・。」と思いながら、もらった胃薬を飲んでも思ったほど改善しない。

「私の胃はどうなってるのだろう?」

不安に思えば思うほど、胃の症状は良くなるところか、だんだんひどくなってくる・・・。

 

・・・どうしてよいのか分からずに、当クリニックを受診されます。

クリニックでは、まず1日の中で症状の出現する時間(起床時・食前・食後・夜間など)をお聞きします。

次に、症状が出現するようになった「きっかけ」を一緒に考えていきます。

「そういえばカゼを引いた時からだったかな、あの頃疲れていたかな、最近ストレスが溜まっていたかな」

などと、思い出すこともあるし、そうでないこともあります。

そのあと「苦しくない無痛胃カメラ」を行い、早期の胃がんや、潰瘍ができていないかを確認します。

胃カメラをすると、症状の出現する原因が分かってきます。胃がんや胃潰瘍を認めなくとも、症状が出現する原因は胃カメラでほぼほぼ発見されます。

胃カメラ後の診察で、症状の起きる原因をお話しし、その対策法をお伝えします。症状の原因をお話しすると、

「とても納得した、腑に落ちた」

とスッキリした表情となります。皆さまがお帰りになる時には、来院された時の不安そうな表情は和らいでいます。

クリニックでは症状改善のために気軽に実践できる宿題をお出ししますので、2週間後に再来していただきます。

 

「長年続いてきた胃痛や胃もたれは改善するのか?」

 

症状が改善するまでの時間には個人差がありますが、

 

「ほとんどの方が改善していきます。」

 

皆さまが「本来持っている胃の働き」を取り戻しさえすれば大丈夫ですので、クリニックではその方法をアドバイスし、サポートいたします。

これまで正体不明の胃の症状で悩まれてきた方、一度クリニックにご連絡いただけましたらと思います。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。