おはようございます、医師の平島です。
今週は、王貞治さんに次ぐプロ野球界で2人目の国民栄誉賞にも輝いた元プロ野球選手衣笠祥雄さんが大腸がんで亡くなったニュースが話題になりました。
大腸がんは全身のがんの中でも予防できる「がん」でありますし、生活習慣病の代表格でもあります。衣笠さんはワインとお肉が大の好物と新聞報道などで見聞きしますので、まさに生活習慣病であったのかと推察されます。
しかしながら大腸がんは大腸内視鏡検査を定期的にきちんと受けていれば確実に予防できるがんの唯一の疾患です。大腸がんは大腸ポリープが成長してがん化することが大部分であるため、大腸ポリープを早期発見して切除することが「究極の大腸がん予防」となります。
衣笠さんは定期的に大腸内視鏡検査を受けていなかったことと、食生活がきちんとされていなかったことが推察されますので、とても残念で悔しい思いでいっぱいです。
大腸がんは予防できる代表的な「がん」ですので、きちんと大腸内視鏡検査を定期的に受けて亡くなることがないようにして欲しいと切に願います。
このような残念で悔しい思いをしたくない思いから、福岡のみなさまに「がん」に対しての啓蒙活動を日々行うようにしております。
大切なご家族や会社の同僚のためにもきちんと定期的に内視鏡検査を受けて、がん予防、早期発見早期治療を心がけて頂ければ、大変うれしく思います。
合掌