福岡天神内視鏡クリニックブログ

なぜお腹がなるのか

こんにちは、医師の秋山です。

当クリニックには「お腹がグルグル鳴るので、どうにかしたい」と来院される患者様がいます。

なぜお腹が鳴るのかを知っていると、お腹が鳴ることを改善することができると思います。

お腹の音の原因は、「空気」です。

胃は広がったり縮んだりする蠕動運動をしています。

だんだんと空気が胃の出口の方へ押しつぶされていきます。

胃の出口にたまった空気が一気に小腸に出ていきます。

そのときに押し出された空気が、音になって聞こえるのです。

こうして見るとお腹がなるのが胃腸が正常に動いている証拠なります。

でも、この音が過剰に鳴ったり周りの人に聞こえてしまうのではないかと心配する人もいます。

胃の中に食べ物がないとお腹が鳴ることが多いので、以下のような対策をするとよいと思います。

〇1日3食、ゆっくり食べる。

胃の中に食べ物がない時間が多いとお腹が鳴るし、急いで食べると空気を飲み込んでしまいます。

〇炭酸飲料を飲みすぎない。

炭酸が胃の中にたまりやすくなります。

〇背筋を伸ばして姿勢を良くする。

姿勢が悪いと、お腹の筋肉が胃を押して空気が出やすくなります。

薬としては上のようなガスを小さくして体内に吸収されやすくなったり、おならとして出しやすくものもあります。

ですがこの薬は、根本的に解決するものではないので、日ごろの食生活を習慣づけることがよいと思います。

癌にならない腸活 実践メルマガ講座 乳酸菌バナー 内視鏡チャンネルバナー

秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。