こんにちは、医師の秋山です。
逆流性食道炎の症状を持つ人は年々増えていると言われています。
数十年前はほとんど報告はありませんでしたが、現在では日本人の20%を超えるとも言われています。
逆流性食道炎の原因は、「胃酸が増えてしまうこと」と「食道と胃のつなぎ目が緩くなること」です。
胸焼けや逆流感・のどのつかえ感がある方は、普段から「胃酸が増えないように」、「食道とつなぎ目が緩くならないように」生活すると良いと思います。
症状がある方は、以下のことがないか見直してみましょう。
● 高脂肪の食べ物や刺激物の摂りすぎ、暴飲暴食や早食いの習慣があると、胃酸がたくさん出るようになります。
● 猫背であったり姿勢が悪かったりすると、腹圧が上昇して胃酸が食道に上がってきやすくなります。
● ストレスやたばこ・飲酒の習慣があると、食道と胃のつなぎ目が緩くなってしまいます。
胃酸を抑えるお薬もありますが、食べ物の消化を妨げてしまいます。
胃酸を抑えるお薬を飲む場合には、一時的に飲むように心がけましょう。