こんにちは、医師の秋山です。
当院では検診胃カメラも行っています。
レントゲン検査で要精密にならなくとも、胃痛や胃もたれをあまり感じなくとも、検診で胃カメラを受けることができます。
胃カメラを受ける一番の目的は、「胃がんや食道がんをできるだけ早期に見つけること」です。
最近になり、胃カメラを受ける目的が増えました。
それは、2013年からピロリ菌除菌が保険適応になったことです。
胃がん発生の一番の原因がピロリ菌なので、除菌治療を行うと胃がんにかかるリスクを減らすことができます。
ピロリ菌感染の有無から除菌治療を行っていく過程には、胃カメラを受けることが必須になります。
ピロリ菌の難しいところは、除菌をしても胃がんのリスクがゼロにならないこと、ピロリ菌がいなくとも胃がんができる可能性があることです。
ただピロリ菌除菌が一般的になったことで、胃カメラの目的が「早期のがんを見つけること」のほかに、「胃がんにかかるリスクも減らせること」が追加になったと言えます。