おはようございます。医師の秋山です。
ボクシングWBSS決勝は井上尚弥選手が判定勝ちで優勝しましたね。まさに死闘と呼ぶにふさわしい試合でした。ヒリヒリとした緊張感が12回まで続く試合は稀であり、間違いなく今年のベストバウトだと思います。
さて、当クリニックでは便秘が主訴で来院される方が多いです。長年便秘と付き合っている方が多く、食物繊維を積極的に摂ったり、水分を沢山飲んだり、整腸剤を飲んだりと、色々なことを試されるのですが、なかなか便秘が治らずに当クリニックに来院されます。
そんな時は必ず、「トイレ習慣をつけましょう」と話をしています。
毎日の日課として、朝食後に、便意がなくてもいいので自分で決めた時間に「5分間」トイレに座りましょう。これは腸に「排便リズム」を覚えさせる目的があります。
ただし、トイレでの座り方に少し気をつけて欲しいのですが、
こういう姿勢が良い座り方は、直腸から肛門の間が曲がってしまうため、なかなか便が出にくいです。
ポイントとしては、つま先を立てて(あるいは低い足台を置いても可)、前傾姿勢になることです。例えるなら、ロダンの「考える人」の姿勢ですね。
こうすることで、直腸から肛門までがまっすぐになり、便が出やすくなります。
便が出なくても構いません。焦ると交感神経が興奮してしまい、腸の動きが悪くなってますます便が出にくくなります。とにかく、毎朝決まった時間にトイレに座り「トイレ習慣」をつけるのが目的です。
便秘で悩んでいる方は一度試してみてくださいね。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。