おはようございます、医師の平島です。
「AI」という言葉を色々な分野で見聞きしている今日この頃ですが、医療の分野でも今までに蓄積した膨大なデータを利用して診断や治療にコンピューターの人工知能を活用しようという動きが出てきています。
大阪がん国際センターなどの共同研究チームが先日、胃がんの前段階の「ピロリ胃炎」を人工知能を用いて、内視鏡専門医に匹敵する精度を誇るシステムを開発したというニュースがありました。私が在籍していた国立がん研究センター中央病院でも大腸内視鏡検査での大腸ポリープ発見を人工知能を用いてアシストしようというシステムの開発が行われております。今後も益々、人工知能が研究、開発されていく世の中になり、暗記という作業が必要なくなり、医師の人員も半分近く必要なくなるとも言われています。医師として生き残っていくためには、いかに患者さんときちんとコミュニケーションを取ることができ、きちんと説明をし、患者さんの言葉に耳を傾けることができるかだと思います。当院ではこのような患者さんとの細かいコミュニケーションに特に力を入れておりますが、今後も益々努力していきたいと思います。
先日、SNSなどのインターネットを用いたITの意見交換を行ってきました。クリニックからの健康情報の発信に役立て、多くの方に有益な情報がお伝えできるように勉強していきます