福岡天神内視鏡クリニックブログ

大腸がんにならないために

おはようございます。院長の秋山です。

今回は「大腸がんの予防法」について書きたいと思います。

 

”大腸がん”は、現在、日本で急増中です

大腸がんは、日本人男性でがんの第3位、女性でがんの第1位になっています。

何か大腸がんを予防する方法はないのでしょうか?

私が考える大腸がんを予防する方法は、3つあります。

 

1.食事

「乳製品、赤身肉や加工肉が大腸がんのリスクになる」というデータがあります。

乳製品とは、牛乳・ヨーグルト・チーズ・バターなどです。

加工肉とは、ハムやソーセージなどです。

ただ、これらの食べ物は現代の食生活で慣れ親しんだものになっており、急に食べないようにするというのは極端な話だと思います。

食生活の欧米化が大腸がんのリスクになっていることは明らかですが、私達は欧米人ほど大量に乳製品や肉を食べることはありません。

便秘予防のために、無理して牛乳やヨーグルトを食べることは止めた方がよいでしょう。

それ以外では、適度にバランスよく食べたらよいかと思います。

 

2.大腸内視鏡検査

大腸がんが見つかる方は、早期がん・大腸がんともにほとんどが、「初めて検査を受けた」場合です。

逆に、ある程度定期的に大腸内視鏡検査を受けている方をずっと見ていると、ほとんど大腸がんになりません

なぜでしょうか?

大腸がんになる前に、大腸ポリープとして(良性の状態で)内視鏡で切除できるからです。

大腸カメラを経験し、定期的に受けていくことにした時から、大腸がんのリスクが大幅に下がっていくといえます。

とはいえ、第1回目の「大腸カメラは誰しも受けたくない」ものです。

「キツイ・苦しい・ツライ」

私達はそのイメージを払拭していけるように、みなさまの第一歩が踏み出せるように、色々と工夫しています。

 

3.免疫力

同じ食生活をしていても、大腸がんができやすい人とそうでない人がいます。

全てのがんで言えることですが、がん発症には免疫力の影響もあると思っています。

「私達人間の身体には、毎日5000個ものがん細胞ができている」という報告があります。

がんはある年齢からできてくるのではなく、実は細胞が毎日発生しています。毎日5000個もがん細胞ができているのにすぐにがんを発症しないのは、免疫を担当するリンパ球(NK細胞)がいるからです。

リンパ球が毎日できるがん細胞と戦い、すべて倒してくれています。

しかし、免疫力が弱ったとき、がん細胞が一部残るようになり、増殖していき、徐々に目に見える形の「がん」となっていきます

「ストレスをため込まない」「笑顔で過ごす」「腸内フローラをよくする」

2人に1人ががんになる時代、と言われています。

「将来自らががんになるのかならないのかは、50%の確率」と思うとぞっとしますし、誰しも予想はできません。

でも毎日を快活に過ごし、地味ですが腸内環境を地道に整えることが、未来を変えていくのではないかと思います。

 

便潜血検査キットです。

「大腸内視鏡検査を受けるという初めてのキッカケを作る」には、良い検査だと思います。

ただ、”大腸がんを見つける検査ではない”ため、検査が問題ないから大腸がんがないということにはならないということは知っておいてください。

秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。