こんにちは、医師の秋山です。
今回は、採血検査について書きたいと思います。
採血検査は、痛くて嫌なものです。
私も受けるのは苦手です。
現在、診療時に毎日採血をしていますが、今回は「採血をする側の気持ち」を書いてみたいと思います。
まず、血管がしっかり出ている人の採血は、あまり気になりません。
血管が細くても出ていれば何とかなりますが、「採血しますね」と言った瞬間に血管が見えなくなる人がいます。採血を受ける側は緊張するので、見えていた血管がさらに細くなります。
診療でお話ししながらリラックスしてもらい、緊張しない状態で採血までできるように、となるべく心がけるようにしています。
血管が細い・見えない人もいますが、自分が受ける時に言われたくないのは、
「うーん、血管がないですね・・・」という採血側の失敗するかもという不安からの言葉です。これは決して出さないようにしています。
また、採血側の緊張感が伝わる変な「間」も作り出さないように気をつけています。
内視鏡検査と同様に、採血もできる限り苦しくないよう最善を尽くしています。
これからも安心して受けていただけるように、これからも工夫していきたいと思います。