福岡天神内視鏡クリニックブログ

「上手な病院活用術マニュアル」を作ってみました

おはようございます。院長の相馬です。

今回私は、「医師取り扱い説明書 ~上手な病院活用術マニュアル」を作ってみました。

私はブログや自己紹介でも書いていますが、もともと病院を受診することが好きではありません。

その理由は3つほどあります。

  •  長い時間待たされる

病院での待ち時間だけでなく、調剤薬局で薬ができるのを待つこと、またスーパーのレジに並ぶことも好きではないので、たぶん私の性格が短気な方なのだと思います。

  •  質問しづらい雰囲気がある

本当は先生に聴いてもらいたいことや質問したいことがあったのだけれど、なかなか質問しづらい雰囲気を感じてしまい、結局聞くことができなかったという経験がよくあります。

  •  診断(原因)がよく分からなかった

私は病院にかかるときは、痛みや不快感が起きている原因が知りたいですし、その対処法も教えてもらいたいと思っています。

なぜこの痛みが出るのか(診断)、きちんと治るのか(予後)、どうすれば再発しないのか(予防法)を聞きたいのが本音です。

結果として病気が治ってくると、先生の診断が正しかったことが分かりますが、「もう少し詳しく説明してもらえていたら、もっと早く不安が解消されたのに」と思うことがよくあります。

今は医療をする立場となって15年経ち、「患者さんのニーズを把握して適切な医療を提供する」ことが簡単ではないことが分かってきました。

でも患者さんにとっては、医師に「もっと自分の病気と真剣に向き合ってもらいたい」と思うことに変わりはないと思います。

 

前置きが長くなりましたが、患者さんサイドと医師サイドの両方から客観的に見た「病院の上手な活用術」を以下に書きました。

現時点での初版ですので、また改訂していきたいと思います。

 

まず前提として知っていていただきたいことは、

医師は、その場の雰囲気に左右されかねない一人の人間であること」です。

自身の体調をしっかり管理し一日一日を大切にして、患者さんに安定した医療を提供することが医師の義務だと思っています。

しかし常に高いパフォーマンスを維持することが難しいときもあり、時にはストレスを感じていて、その場の雰囲気によっては最良な医療が提供できないこともあります。

このような医師の性質を踏まえた上で、「上手な病院活用術」を2つ挙げてみたいと思います。

まず、医師に話したい・聞いてもらいたいことがたくさんあり、不安な気持ちでいっぱいだったとしても

1.病院にかかる前に、「あらかじめ症状を整理しておく」

ことをおススメします。

これは、あまり難しく考えなくても大丈夫です。

「いつから、どんなときに、どれだけ生活に支障が出ているのか」

を診察室で話していただけると、とても助かります。

このように症状が整理された上で話していただけると、医療者側も適切な検査と診断・治療がしやすくなり、結果として患者さんはより満足度の高い医療が受けられるのではないかと思います。

次に、

2.「病院で何をしてもらいたいのか」を医師に明確に伝える

なぜ患者さん側が、そのようなことを考えなければいけないのでしょうか。

その理由は、医療者側からすると「患者さんが何を求めて来院されているのか分からない」ことが往々にしてあるからです。

医療者側の「問診」が上手くなく、ニーズを把握しきれていないことも問題です。

そこで患者さん側はあらかじめ、

  •  「検査を受けて、がんなどの悪い病気がないことを調べてもらって安心したい」
  •  「症状の原因に興味があるのではなく、とりあえず今苦しんでいる痛みや不快感を取ってもらいたい
  •  「検査を受けて痛みや不快の原因も知りたいし、治療もしてほしい」

など、病院にかかる目的をあらかじめ明確にしておいていただくと、医療者側は患者さんのニーズに即した医療を提供しやすくなり、患者さん自身の満足度も高くなるのではないかと考えています。

 

まとめ ~医師の取り扱い説明書 ~上手な病院活用術

前提:医師は、その場の雰囲気に左右されかねない一人の人間である

1.病院にかかる前に、「症状をあらかじめ整理しておく」

〇医師には「いつから、どんなときに、どれだけ生活に支障が出ているのか」を伝える

2.「病院で、何をしてもらいたいのか」という目的を医師に明確に伝える

このように「医師を上手く利用する」ことで、今後「ドクターショッピング」をする必要が減ってくると思いますし、病院にかかる費用対効果・時間対効果がより高くなるのではないでしょうか。

次回病院を受診する際に、ぜひ一度試してみてください。

 

長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。