福岡天神内視鏡クリニックブログ

コーヒーについて調べてみました。

おはようございます。医師の秋山です。

診療で多くの方と話をするのですが、毎日コーヒーを飲む方が非常に多いです。私はコーヒーは基本的に飲まないのですが(自ら購入してまで飲まないという意味です)、コーヒーを毎日飲む方は「気分が落ち着き、リラックスできて眠気も覚める」と言われます。そこで今回はコーヒーについて調べてみました。

コーヒーには何百種類もの成分が含まれていますが、その中でも一番有名なのが「カフェイン」ですね。

カフェインは、キレのある苦味の元であり、他の成分と違い、焙煎の前後でも量が変化しないと言われています。

カフェインには眠気を覚まし、集中力を高める効果があると証明されていますが、これは、脳の覚醒や集中力を抑制する役割を担っている「抑制ニューロン」の働きを弱めるためと言われています。

これはカフェインのいいところでもありますが、強い依存性がありますので、毎日沢山の量のコーヒーを摂取していると、「カフェイン中毒」になってしまいます。

また、カフェインは腎血流を増加させ、尿をたくさん作る効果がありますので、コーヒーを飲むことにより、脱水症状を引き起こしてしまうので注意が必要です。

それではどれくらいの量のコーヒーを飲めば問題ないのでしょうか。これについては沢山の論文があるため難しいです。私はいつも「コーヒーは1日2杯まで」と説明していますが、一般的には、1日にカフェイン200mgまでが推奨されています。コーヒー1杯のカフェイン量が90〜100mgですので、「1日2杯まで」、というのは間違いではないことが分かりますね。

それでは、コーヒー自体は体に良いのか、悪いのか、という問題ですが、これについては結論は出ていません。コーヒーを飲むことで、心血管疾患や糖尿病になりにくいという報告があれば、膀胱がんのリスクが高くなるという報告もあります。

消化器疾患に関しては、コーヒーの過剰摂取は胃酸分泌を増加させ、逆流性食道炎となる可能性があります。いずれにしても飲み過ぎに注意ですね。

ちなみに、脳の覚醒やリラックス効果については、カフェインフリーのコーヒーでも一定の効果があるそうです。これは、コーヒーを飲んでいるというプラセボ効果や、香りの成分などによるものと言われています。

コーヒーが好きな方は、1日2杯までにしましょうね。

私はコーヒーを飲む時はブラックしか飲みません。シュガーやミルクはなるべく入れずに飲みましょうね。

 

秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。