おはようございます。医師の秋山です。
8月1日より当クリニックでは「検査をしよう!胃がん・大腸がん」と題しまして、健康診断目的の胃カメラ・大腸内視鏡検査を特別価格で提供しています。
https://www.fukuoka-tenjin-naishikyo.com/campaign/
この企画は、福岡県が胃がん健診、大腸がん健診の受診率が低いため、皆様に少しでも胃がん、大腸がんを意識していただきたくて実施しております。おかげさまで予約が埋まってきております。検査枠に限りがありますので早めのご予約をよろしくお願いします。
参考までに、厚生労働省、および国立がん研究センターが発表している最新がん統計を提示します。
まず、胃がん、大腸がんの罹患率についてです。
2016年に日本で胃がんと診断された方は134,650人です。これは全がん中第2位の数字です。
そして、大腸がんと診断された方は158,127人です。これは全がん中第1位の数字となります。
さらに分かりやすく考えると、胃がんと診断される方は、日本では1日に368人、大腸がんと診断される方は1日に433人いるということです。こうして考えると結構多いですね。
それではがん死亡数についてです。
2017年に日本で全てのがんで死亡した方は373,334人です。
このうち、日本で胃がんで死亡した方は45,226人で、これは全がん死亡数の第3位です。
大腸がんで死亡した方は50,681人で、これは全がん死亡数の第2位です。
つまり、胃がんで死亡される方は、1日に124人、大腸がんで死亡される方は1日に139人となります。
どうですか?日本では、胃がん、大腸がんと診断される方、亡くなってしまう方が多いということはなんとなく理解していましたが、実際に数字で見るとこんなに多いのかと思ってしまいます。でもこれは、胃カメラ、大腸内視鏡検査を定期的に受けていれば予防することができます。
ご自身の健康のために、ぜひ一度内視鏡検査を受けてくださいね。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしています。