おはようございます。医師の秋山です。
間もなく今年もインフルエンザの流行る季節が到来します。
毎年この時期になると「ワクチン接種・手洗い・うがい・マスクで予防するように」注意喚起されます。
「予防しているのに、どうして毎年インフルエンザは流行るのだろう」と以前から気になっていました。
そして「ワクチン接種・手洗い・うがい・マスクだけでは予防が不十分ではないのか」と疑念が生じました。
そこで今回は、私がこれまでの外来で見聞きした「毎年インフルエンザと縁がない人に共通する生活習慣」に注目してみました。
この新しい生活習慣で、今年はインフルエンザ予防をしてみるのはいかがでしょうか。
① 整腸剤を飲んでいる。
整腸剤は便通を整えるだけでなく、定期的に飲むことで免疫力アップにも寄与しています。
② 水分摂取量が多い。
逆に日ごろから水分摂取量が少ない方は、インフルエンザにかかることが多いと思います。
水分が少ないと気道の繊毛運動が衰えて、ウイルスが体内に容易に侵入しやすくなります。
日中はほとんどトイレに行かないといった方は、意識してこまめに水分を摂取してみると良いと思います。
③ 起床時の口ゆすぎ、歯みがきをしている。
口腔内が清潔であると、ウイルスの体内への侵入を少なくすることができます。(インフルエンザ感染を10分の1まで下げることができるようです)
就寝時はどうしても口腔内が乾燥して雑菌が繁殖し、ウイルスが体内に侵入しやすくなっています。
今年はどうしてもインフルエンザにかかりたくない、と思う方は「整腸剤・水分摂取・口腔内の清潔」を意識してみてはいかがでしょうか。