福岡天神内視鏡クリニックブログ

症状がない時こそ、大腸カメラを受けてみませんか?

おはようございます。医師の秋山です。

今回は、大腸がんについての興味深いデータを提示します。

 

2017年の1年間で、大腸がんで亡くなった方は、

日本では・・・・・5万681人(国立がん研究センター統計)

米国では・・・・・5万260人(アメリカ国立がん研究所統計)

となっています。

 

日本の人口が1億2590万人、米国の人口が3億3100万人です。

おかしいですよね。米国は日本よりも約2.5倍も人口が多いのに、なんで大腸がんの死亡数は日本の方が多いのでしょう・・・?

 

それは・・・大腸カメラの受診率の差と言われています。

 

米国では、50歳以上の63%が大腸カメラを受けています。半分以上が受けているのは驚きです!

対して日本では、50歳以上の15%しか大腸カメラを受けてないんです!少ないですよね。

 

それでは、なぜ大腸カメラを受けると大腸がんが減るのでしょうか?

 

それは、大腸ポリープをその場で切除できるからなんです。

 

大腸がんはそのほとんどが、大腸ポリープが大きく成長したものです。1cm未満の小さなポリープでも、数年から10年以内に大腸がんになると言われています。

8~9ミリ程度のポリープです。こんなポリープも放っておくとがんになる事があるので切除してしまいましょう。

 

このように簡単に切除することができます。切除面から出血しないようにクリップをかけて終了です。

 

大腸ポリープは無症状です。症状がないから別に検査しなくてもいいや、と思っている方、ポリープがひっそりと成長しているかもしれませんよ。症状がない時こそ一度検査を受けてみませんか?

気になる方は一度当院に相談に来てくださいね。

 

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それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。