おはようございます。福岡天神内視鏡クリニックの秋山です。
「帰省ラッシュ。それは親を想う子どもたちの行列です。」
お盆の時期に、ある新聞に掲載されていた広告コピーです。
ただ、今年ばかりは実家に帰らないことが親孝行でしょうね。
さて、今日の整腸剤飲み比べは「ビオスリーHi錠」です。
この整腸剤は2019年4月からドラッグストアで販売されるようになりました。イメージキャラクターは中村アンさんです。
価格ですが、270錠で2,997円です。1錠11.1円です。
用法用量が1回2錠、1日3回ですので、1日66.6円です。新ビオフェルミンS錠(56.7円)や強ミヤリサン錠(54円)に比べると割高です。
この整腸剤には、「糖化菌」「酪酸菌」「乳酸菌」が含まれています。生菌数は非公開ですが、個人的な印象としては、1錠の菌数自体は少ないが、腸内で3つの菌の相互作用により、菌数が増えるのではないかと思います。
それぞれの効果は以下の通りです。
「糖化菌」
乳酸菌の力を増強させる作用があります。芽胞というカプセルに包まれており、胃酸や熱に強いです。
「酪酸菌」
強ミヤリサン錠にも含まれている菌です。この菌も芽胞に包まれており、胃酸や熱に強いです。酪酸が効率的に腸のエネルギーになり、下痢や便秘を改善します。乳酸菌の力を増強させる作用もあります。
「乳酸菌」
胃酸に強い菌を使用されています。乳酸を産生して、下痢や便秘を改善します。また、酪酸菌の力を増殖させる作用があります。
これら3つの菌が互いに協力し合い、整腸剤の効果を増強させています。
ビオスリーHi錠のまとめです。
1.1錠11.1円。菌数は非公開。用法用量は1回2錠、1日3回。
2.たいていどこのドラッグストアでも売っている、
3.「糖化菌」「酪酸菌」「乳酸菌」の3種類が含まれている。
4.「糖化菌」は芽胞に包まれ、胃酸や熱に強い。乳酸菌の力を増強させる。
5.「酪酸菌」は芽胞に包まれ、胃酸や熱に強い。酪酸を産生し、便秘や下痢を改善。
6.「乳酸菌」は乳酸を産生し、下痢や便秘を改善。胃酸に強い。
これだけ覚えていれば大丈夫です!
次回は「ザ・ガード」を解説します。