おはようございます。医師の秋山です。
漫画「鬼滅の刃」の中で
「できること、使いこなすこと、極めること」の違いが解説されています。
「できる」→繰り返し練習して習得
「使いこなす」→それをどんな状況でも適材適所で出せる
「極める」→さらにそれを誰よりも速く強く、最大限の力で練り上げる
なるほど。非常に参考になります。私も内視鏡検査を極めたいと思います。
さて、漢方薬シリーズですが、今回は、「のどや食道に違和感や異物感、痛みがある」時に効果のある漢方薬です。ぜひ参考にされてください。
1.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
喉や食道に異物感がある、喉が塞がる感じ、せきがでる、しわがれた声が出る
「喉の症状といえばまずこの漢方薬を使用することが多いです。」
2.茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)
喉や食道に異物感がある、悪心、嘔気、胸焼け、胃部膨満感
「喉の症状に胃の症状が合併している時に使用します。」
3.柴朴湯(さいぼくとう)
喉や食道に異物感がある、咳嗽、喘鳴、悪心、嘔気
「喉の症状に咳嗽などの呼吸器症状を合併している時に有効です。」
1.の半夏厚朴湯は有名な漢方薬です。のどや食道の違和感、つまり感、痛みなどがあるとまずこれを処方しますね。耳鼻咽喉科の先生も好んで処方されます。この漢方薬で大抵は症状が改善します。
2.や3.は個人的に好きな漢方薬です。のどや食道の症状がある方は、呼吸器症状や胃の症状が合併している方が多いです。ですので症状をよく聞いてから処方しています。
クリニック近くの美味しいお店を紹介します。
天神北にある「レストラン逹」です。ミーナ天神の道向かいのビルの地下にあります。
ハヤシライスやビーフシチューが有名ですが、チキンカツやポークカツも絶品です。写真はポークカツです。この後コーヒーが1杯つきます。
上品な老夫婦が長年通っているような、そんな素敵な雰囲気のお店です。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。