おはようございます。医師の秋山です。
とある小児科の病院で、鬼滅の刃の主人公である竈門炭治郎のコスプレをしたドクターが診療しているという記事を読みました。「全集中の呼吸!」と言いながら注射すると、子供が泣かずに予防接種を受けるそうです。
素晴らしいアイデアです。ただ、私なら蛇柱である伊黒小芭内のコスプレをチョイスします。
さて、私はスーパーでヨーグルトが陳列されているのを眺めるのが大好きです。
そもそも論なんですが、ヨーグルトって体にいいんでしょうか?そう思ったことありませんか?
実は、ヨーグルトが体にいいのか悪いのかは、まだ結論は出ていません。
「ヨーグルトが体に良い!」という主張の根拠としては、
①ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が、免疫力を高める。
②血糖値を下げる効果がある。
③ヨーグルトに含まれるカルシウムが、大腸がんを予防する効果がある。
④ヨーグルトに含まれるトリプトファンにより、幸せホルモンであるセロトニンが作られ、メンタルが安定する。
こんな感じですね。ちなみに、ヨーグルトは、1ml中に1000万個以上の乳酸菌が入ってます。つまり、ヨーグルト1カップ(100ml)で約10億個の乳酸菌が摂れます。
それでは、ヨーグルトが体に悪い!という主張の根拠としては、
①糖質が入っており、食べ過ぎると糖質過剰になる。
②脂質が多く、食べ過ぎると発がん性物質が増加する。
③お腹がゴロゴロして、下痢したりする場合がある(乳糖不耐症)。
④牛乳に含まれるホルモン物質により、乳がんや大腸がんのリスクが上がる。
こんなところだと思います。
それぞれの主張がありますが、要は、食べ過ぎなければ良いんです。しかも、糖質オフ、低脂肪のヨーグルトを食べましょう。豆乳ヨーグルトならさらに◎です。
1日のヨーグルト摂取量ですが、最大で2カップ(200ml)までにしましょう。これで安心して食べることができます。これに整腸剤を飲めば、まさに鬼に金棒です。
さて、これでヨーグルトを食べる頭の準備ができました。
これから寒くなります。コロナ感染もさらに増えてくるでしょう。私達の免疫力、健康は食べるもので決まります。どうせなら体に良いものを食べたいですよね。体に良いものを食べて、この冬を乗り越えましょう!
かなり前置きが長くなりましたが、次回から市販されているヨーグルトを食べ比べしていきたいと思います!