みなさん、おはようございます。医師の秋山です。
平昌オリンピックがもうすぐ終わってしまいますね。
先日の女子パシュート決勝は、ハラハラドキドキでした。金メダルの瞬間は、大興奮でした。
その昔は、「日本人はメンタルが弱い・本番に弱い」などと言われていた時代もありました。しかし、今のメダルを取る強い選手たちはコメントも力強く、自信がみなぎっています。 今はメンタルトレーニングを行い、スポーツを科学的に分析して、身体が決して大きくなくても強くなれるんだなぁと思います。
その中で「食事」も大切な要素ではないかと思っています。
スピードスケートの小平奈緒選手の500mは、圧巻の金メダルでした。
そんな小平選手の食生活を少し調べてみました。 小平選手はトップアスリートですので、一般の方がすべてを取り入れる必要はないと思いますが、「私たちが健康でいるためのヒント」があるかもしれません。
★ 小平選手の食事
1.主食をご飯(お米)にする。
2.お肉をたくさん食べる。
3.良質の油を摂る。
1.小平選手は強くなるためにソチ五輪後はオランダで生活していました。しかし、小麦・卵・乳製品が中心の欧米の食事が合わなかったようです。そこで日本からお米と和食の食材を持ち込むようにしたそうです。「昔ながらの和食」が腸にやさしく、精神的にも落ち着くのですね。
2.お肉つまり動物性脂肪を大量に摂ることは、消化器科的には大腸がんのリスクになりますので、摂りすぎは注意ですが、適度な摂取は良いと思います(楽しむことはとても良いと思います!)。
お元気な高齢者ほど、お肉をたくさん食べていることが多く、「お肉と長寿の関係」はもっと勉強していきたいと思います。
3.オリーブオイルやオメガ3系(えごま油や亜麻仁油など)の油を使っているのではないかと思います。これらのオイルは「善玉コレステロールの働きそのものを強化」して、悪玉コレステロールを減らすことができます。
小平選手の絶対的な強さの一つに、「毎日の食生活」があると思います。参考にしてみるのもよいですね!