おはようございます。医師の秋山です。
今週末は色々な学校で運動会があるのではないでしょうか?
そこで、今回は【熱中症】をテーマにします。
最近は気温が30度近くまで上がるために、5月でも熱中症に注意しなければならなくなりました。
私も昨年、夏になる前に熱中症になりました。
夏休み明けの運動会の方が暑そうに思えますが、実は秋の運動会の方が熱中症にならないのです。
それは「秋の方が、身体が暑さに慣れているから」です。
逆に暑さに身体が慣れていない春は、子供・大人はどのようにしたら熱中症を防げるのでしょうか。
答えは「前日の夜の過ごし方」にあります。
1、脱水にならないこと
子供も大人も、水分をしっかり前日の夜までに補給しておきましょう。
当日の朝では、脱水予防は間に合いません。
大人はお酒がいつもより多い場合、同じ分だけ水を多く飲むことを意識しましょう。
特に「朝の場所取り」に頑張る両親は、必ずペットボトルや水筒を持参するようにしてください。
2、寝不足にならないこと
寝不足する習慣のある子供、大人は次の日の運動会本番で炎天下が続くと暑さがボディーブローのように効いてきます。
おそらく午前中のうちにダウンします。
熱中症にかかると、とても辛いです。
場合によっては救急車搬送になり、命も落としかねない疾患ですから、油断してはいけません。
当日緊張して眠れない時でも、布団でゴロゴロして身体を休ませておく、目を瞑っておくことが大切です。
1、2ができれば、当日は適度に水分を補っていくことで、親子共々楽しい運動会になると思います。
運動会が良い思い出になるように、今から体調を整えておきましょう。