おはようございます、医師の平島です。
診察をしている際に患者さんから良く聞かれる事が
「鼻からのカメラと口からの胃カメラはどう違うの?」
という質問です。
大きな違いは、鼻からの内視鏡は狭い鼻の穴を通さないといけないため、カメラが細くないといけません。そのため、カメラのレンズや光源(暗い胃や食道を照らすライト)がカメラのサイズに合わせて小さいものになるため、画質が粗く、暗い画質となってしまいます。意外に知られていないのが、経鼻内視鏡検査は検査前の前処理がかなり煩雑で苦しいということです。鼻からの内視鏡では鎮静剤を使用しませんので、すぐに帰宅できるということと検査後に車の運転ができるというメリットがあります。
違いを知らずに、なんとなく内視鏡検査を受けられている方が多いと感じますので、一度違いを知っていただけるとその後の検査選択に役立つかと思われます。
「苦しくない無痛内視鏡検査」と「経鼻内視鏡検査」は何が違うの?
https://www.fukuoka-tenjin-naishikyo.com/characteristic/nasal-endoscopy/
今日は、横浜院での勤務です。朝ランは豆柴と一緒に走ってきました。