漢方薬は効果がありますか？

漢方薬は、「西洋薬で効果がなかった場合、効果が不十分であった場合の補完的な位置づけ」になります。

診断がしっかりされた場合は西洋薬で治癒することが多いので、原則として疾患は西洋薬で治療していきます。

診断が適切でなかった場合、もしくは適切に診断されても西洋薬で治療効果が出なかった場合に、漢方薬を使用すると効果が出ることがあります。

漢方薬は治療が得意な分野があります。

〇カゼ　・・・カゼの引き始めは漢方薬が最も得意とする分野です。その他「西洋薬で眠気が来る」方、これまでのカゼ薬が効かなかった方、慢性的になり治りにくい咳などに効果的な漢方薬があります。

〇更年期障害　・・・3種類ほどあり、体格や症状に応じて使い分けます。

〇不定愁訴　・・・何となく体がダルイ、何となく調子が悪い、他の病院の検査で異常がないと言われた、場合に効果が出ることがあります。

〇胃腸症状　・・・胃カメラや大腸内視鏡検査で異常がないのに、以前から胃腸が調子悪い場合は、漢方薬が効くことがあります。