内視鏡チャンネル
VIDEO CHANNEL

がんで亡くなる死亡原因の女性は1位が大腸がん、男性は第3位と上昇!

平島徹朗医師

女性の死因の原因第1位は大腸がん。

食生活の欧米化に伴い近年大腸がんにかかる人が急激に増加しています。

がん全体でかかるひとが一番多いがんは

大腸がん

となっています。

男性の死亡原因の第3位が大腸がん

女性の死亡原因の第1位が大腸が

となっております。

国立がん研究センターによると2019年にがんで死亡した人は376,425人(男性220,339人、女性156,086人)となっています。

2019年の死亡数が多い部位は順に…

男性 1位 肺 2位 胃 3位 大腸 4位 膵臓 5位 肝臓

女性 1位 大腸 2位 肺 3位 肝臓 4位 胃 5位 乳房

どの部位のがん死亡が多いか~年齢による変化

男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の死亡が多くを占めるが、70歳代以上ではその割合はやや減少し、肺がんと前立腺がんの割合が増加する。

女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの死亡が多くを占めるが、高齢になるほどその割合は減少し、消化器系(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加する。 ※人口動態統計による全国がん死亡データ

大腸がんは大腸ポリープから成長することが多いため、

「大腸ポリープを切除することは究極の大腸がん予防になる」

と言えます。

35歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けることがとても大切になってきます。

この記事を書いた人

平島 徹朗

平島 徹朗医師

国立佐賀大学医学部 卒業。
大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。