よくあるご質問
FAQ

便潜血検査がいつも陰性なので、大腸内視鏡検査は受けなくてよいのではないですか?

実際に内視鏡検査を行っていると、早期の大腸がんや大腸ポリープで便潜血が陽性となることは少なく、ある程度進行してようやく陽性となることが多いことがわかります。逆に便潜血が陰性であっても、大腸がんができている可能性も十分にあると言えます。
大腸ポリープの段階や早期の大腸がんであれば内視鏡で切除することができますので、大腸内視鏡検査を受けることで大腸がんは「予防できるがん」ともいわれています。
食生活の欧米化に伴い、我が国の大腸がん患者は急速に増加していますので、便潜血検査が陰性であったとしても、ぜひ一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めいたします。

この質問の答えを書いた人

平島 徹朗医師

国立佐賀大学医学部 卒業。
大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、
多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。