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アミノインデックスは、「がんにかかるかもしれないリスクを推測している」検査です。がんにかかっているかどうかを調べる確定診断の検査ではありませんので、注意が必要です。
少量の採血で、全身のさまざまながんがチェックできるということで、一時期はアミノインデックス検査結果を持参される方が多くおられました。
実際には、リスクが高いと判定されていてもがんがなかったことも多く、逆にリスクが少ないと判定されていてもがんがないとは限りません。
怖いのは、アミノインデックスでリスクが少ないと判定されたために、内視鏡をはじめとする検査から遠ざかってしまうことです。
アミノインデックスがんスクリーニング検査とはがん患者さんと健康な人とでは、血液中のアミノ酸バランスが異なっており、このアミノ酸バランスの特性を応用してがんのリスク判定を行うものです。
このアミノインデックスで評価できるとされているのは、大腸がん・胃がん・前立腺がん・肺がん・乳がん・子宮がん・卵巣がんに限定されています。
しかしこれによってわかるのは、「がんに今かかっている」という確定診断ではなく、「確率的にがんにかかっているかも」という、あくまで可能性を把握するのみとなっています。がんの有無を調べるための検査ではありません。
アミノインデックスは、がんのリスクの程度により分類すると、A段階からC段階まで分かれています。
例えば胃がんのリスクで考えると、A段階では1300人に1人、B段階では600人に1人、C段階では100人に1人ががんになる可能性があるとのことです。
一般的には、様々な部位でがんになる確率は1000人に1人なので、胃でC段階であると判定された場合には胃内視鏡による詳しい検査が必要になる、ということになると思います。
あくまでがんにかかるかもしれないリスクを推測しているだけなので、がんにかかっているかどうかを調べる確定診断の検査ではないことを、よく理解しておく必要があります。