よくあるご質問
FAQ

普段から便秘がちなのですが、大腸内視鏡検査を受けた方がよいのでしょうか。市販の漢方を内服していますが、常用していても問題ありませんか?

便秘の人は大腸がんになりやすいといわれていますので、まず一度、大腸内視鏡検査を受けていただくことをお勧めいたします。
「漢方であれば副作用はない」というイメージを持つ方がおられますが、便秘の漢方の多くは「大黄(だいおう)」といわれる大腸刺激性の成分が含まれています。常用していると、腸の粘膜が真っ黒になる大腸メラノーシスという状態になり、だんだんと薬が効きにくくなってきます(いわゆるクセになってしまいます)。
食生活を見直して運動・体操を取り入れたり、他の種類の便秘薬に変えたりして、大腸刺激性の成分が入っている漢方薬の量を減らしていくことをお勧めいたします。

この質問の答えを書いた人

平島 徹朗医師

国立佐賀大学医学部 卒業。
大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、
多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。