よくあるご質問
FAQ

胃レントゲン検査で、「十二指腸潰瘍瘢痕の疑いがある」と指摘されましたが、胃カメラを受けなければいけませんか?

一度胃カメラを受けて、十二指腸に何ができているのかを中から観察することをお勧めいたします。
本当に十二指腸の潰瘍瘢痕なのか、腫瘍などはできていないのかを確認する必要があります。
潰瘍瘢痕とは、潰瘍が治癒してできた「ひきつれ」のことです。潰瘍ができると腹痛を起こすことが多いですが、痛みに気が付かずにいつの間にか瘢痕化していることもあります。
十二指腸潰瘍は、ピロリ菌が原因で生じることが多いですので、内視鏡検査と同時にピロリ菌検査を行うとよいでしょう。除菌が成功すると、潰瘍再発率が大きく低下してきます。

この質問の答えを書いた人

平島 徹朗医師

国立佐賀大学医学部 卒業。
大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、
多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。